• 暮らすように旅したい
K-1 II + キットレンズ(28-105mm,F3.5-5.6)
K-1 II + キットレンズ(28-105mm,F3.5-5.6)

以前から欲しかったフルサイズ一眼PENTAX K-1 IIを購入しました。K-1が出た時から欲しかったのですが買えずにいたら2018年にモデルチェンジして、それでもすぐに買えず漸く購入しました。昨年一時値下がりしたのですが、また価格は安定しています。

PENTAXの一眼レフはモデルサイクルが長いので長く愛用するにも良いですね。最新機種でも大昔のレンズが使えるのも嬉しいところです。フルサイズ対応のレンズはフィルム時代のものしか持っていなかったので、キットレンズ(HD PENTAX-D FA 24-70mmF2.8ED SDM WR)付きで購入しました。このキットレンズは単品で購入すると高いので、キットレンズ付きで購入した方がお買い得感があります。

ハイパー操作系

PENTAX一眼レフの良いところはフィルム時代からあるハイパー操作系です。Pモード(プログラム)でシャッター速度ダイヤルを操作すればシャッター速度優先、絞りダイヤルを操作すれば絞り優先となり、グリーンボタンを押せばカメラがリセット(プログラムの露出値に復帰)します。

マニュアルモードでも、絞りとシャッター速度をどの設定にしていてもグリーンボタンを押せばプログラムモードの露出値に即座に戻してくれます。マニュアル撮影時でとりあえず露出が分かりづらいときにグリーンボタンを押してから自分の好みの値に変えていくなんて使い方ができます。

一々モードを切り替える必要がないので非常に使いやすいです。

K-1 II + キットレンズ左側
K-1 II + キットレンズ左側
K-1 II + キットレンズ上面
K-1 II + キットレンズ上面

ペンタックスブルーとCTE

そして、今では珍しく無い有効3,640万画素の撮像素子を使用していますが、画像処理エンジンのおかげでPENTAXブルーと言われる青や緑の発色の美しい画が撮れますので風景写真には最適です。晴れた日に野外で撮影していると、フィルタも後処理も無しでハッとする蒼空の画が撮れた時は嬉しいものです。

マジックアワーに適したCTE(Color Temperature Enhancement、色温度強調)モードも当然あります。オートホワイトバランスの逆で画面の支配色を強調するので、夕焼けはより赤く、その後、松任谷由美の晩夏のような光景が撮れる(といいですね)。

鮮やかな緑が美しい(f13,1/250sec,ISO800,105mm)
鮮やかな緑が美しい(f13,1/250sec,ISO800,105mm,シーンアナライズオート)
水道橋(f4.5,1/250sec,ISO200,28mm)
水道橋(f4.5,1/250sec,ISO200,28mm,シーンアナライズオート)

防塵防滴

野外で撮影するフィールドカメラとしての防塵防滴もありがたい機能です。K-1はまだもったいなくて試してませんが、K-5では土砂降りの雨の中、気にすることなく濡れ鼠のまま撮影を続けても全く問題ありませんでした。そのまま自然乾燥でもそれが原因で故障したことはありません。

寒冷地でも確実に稼働する耐寒性能はオーロラ撮影にも向いてると思います。

GPSユニット内蔵

GPSユニットを内蔵してることも外付けユニットが不要になり便利です。Exifデータに撮影日時と撮影場所(緯度,経度,高度,撮影方向)が記録されるのは野外撮影では当たり前と思っているので。

カレンダー・時計を合わせる必要がないのはスマホでは当たり前ですが、スマホカメラに慣れてるからこそこういうところが自動なのはありがたいです。海外で撮影する時は記録する時刻をローカルタイムかJSTか切り替えることができます。

アウトドアモニター

周囲の明るさに応じて液晶ディスプレイの明るさを変えたり、星野・星景撮影用に液晶を赤色にしたり、暗闇でレンズ交換などができるように各部にLEDがついてるのも嬉しい機能です。

星野・星景撮影に適した赤色画面モード
星野・星景撮影に適した赤色画面モード
暗闇でのレンズ交換が可能なレンズマウント照明
暗闇でのレンズ交換が可能なレンズマウント照明
SDカードスロット照明
SDカードスロット照明

デザイン

そしてK-1とK-1 IIでデザインが全く変わらなかったことも大きなメリットです。黙って買い替えても家族に気付かれないので、フルモデルチェンジしてもデザインは踏襲して欲しいと思います。PENTAXは水中写真には熱心ではありませんが、ボディより高価なハウジングを買い替えないで済むので、モデルチェンジしてもボディデザインを変えないことって重要なんですよね。

ボディ内手振れ補正

手振れ補正機能(5軸)も撮像素子を動かして行うので、どんなレンズでも手振れ補正が効き、ロール方向の手振れにも対応できるのがレンズ内蔵式より優れた点です。

ローパスフィルタレス

画素を有効に使うためにローパスフィルターは無いのですが、モアレが出そうな被写体の場合手振れ補正機能を利用して撮像素子を微振動させることでローパスフィルタの効果(2パターン)が得られます。なお、ローパスフィルタ有り無しを切り替えたブラケット撮影ができますので、フィルタの有無を迷ったら取り敢えず両方撮っておく事もできます。

K-1とK-1 IIの違い

K-1からIIになっての変更機能をまとめると以下です。

(1)超解像技術リアル・レゾリューション・システムに手持ち撮影モードが追加された
(2)ISO感度が204,800から819,200になった
(3)AF機能が強化された(AF.S高速化、AF.Cの動体予測性能向上)
(4)アウトドアモニター(外光が眩しい時は明るく、暗い時は暗く、天体撮影時などでは赤く)
(5)アクセラレーターユニット搭載で、解像感や高感度での色彩再現性の向上、ノイズ低減

ペンタックス一眼オーナを見ていると、ペンタックスの一眼レフは、人から勧められて買うカメラでは無く、自分で選んで買うカメラっていうイメージがしますね。カメラ界のスバルというか…。

線路(f13,1/200sec,ISO200,45mm)
線路(f13,1/200sec,ISO200,45mm,シーンアナライズオート)
東京芸術劇場(f5,1/1000sec,ISO200,28mm)
東京芸術劇場(f5,1/1000sec,ISO200,28mm,シーンアナライズオート)
三崎稲荷神社(f7.1,1/50sec,ISO400,37mm)
三崎稲荷神社(f6.3,1/60sec,ISO400,40mm,シーンアナライズオート)
真夏の炎天下の逆光でも建物がしっかり写る(f10,1/1600sec,ISO400,28mm,シーンアナライズオート)
真夏の炎天下の逆光でも建物がしっかり写る(f10,1/1600sec,ISO400,28mm,シーンアナライズオート)
右手前の椅子の背にピントを合わせ、自然なボケ表現と、窓の外が飛ばずしっかり写る(f4.5,1/125sec,ISO400,73mm,シーンアナライズオート)
右手前の椅子の背にピントを合わせ、自然なボケ表現と、窓の外が飛ばずしっかり写る(f4.5,1/125sec,ISO400,73mm,シーンアナライズオート)

 



カメラのキタムラ ネットショップ

写真素材のピクスタ


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です