12月の寒い夜、友人と居酒屋の会話でやっぱ暖かい海で潜りたいよねということで3月にボホールに行くことにして飛行機の予約状況を確認したら、キャンセル待ち状態だったので急遽2月に予定を繰り上げて行って来ました。
残念ながらフィリピンエアラインではなく、ノースウェストのNW27便で夕方成田を出発、深夜マニラ着、翌早朝AS-981便でボホール島タグビララン空港へ向かいました。マニラ泊と行っても空港からそれほど離れていないパサイシティです。近所のセブンイレブンでミネラルウオーターとチリドッグを買ってホテル(アトリウムスイートホテル)の部屋で食べました。
潜ったポイントは、バリカサグ、パミラカン、BBCフロント、ハウスリーフで6ダイブです。ハウスリーフを除いてどのポイントもまったりとしたドリフトです。
バリカサグは、サンクチュアリとブラックフォレストというふたつのポイントを潜りました。いずれもドロップ沿いです。右を見れば壁の小物、左は無限に広がる真っ青といった感じで大物ポイントです。ギンガメアジの群れ、バラクーダの渦、カスミアジにロウニンアジが定番です。サンクチュアリは潮の関係で殆ど流れなかったため群れ系はいませんでした。ブラックフォレストの方が群れ系がいて、ギンガメアジの群が川の流れのようでした。
今回のために水中ビデオハウジングを買って持って行ったのですが、ハウジングの調子がいまいちでした。ソニーの純正ハウジング(MPK-DVF2)で、コントロールは赤外線で本体に伝えるようになっています。陸上では正常に作動するのですが水中では極めてレスポンスが悪く使い勝手が悪いです。しかしビーチでは各国のダイバーから“Very Cool !!”と羨ましがられました。水中ビデオハウジングを持ってること自体珍しい時代でしたからね。
今思えば、中身は往年の名機、3CCDのTRV900に純正ハウジングの組み合わせは頑丈でどんな海にも持っていける頼もしい相棒でした。今はメーカ純正でここまでしっかりしたビデオハウジングは皆無ですものね。
初日のランチは、バリカサグ島に上陸してフィリピン料理を食べました。
パミラカンはスロープ状をのんびり流れる感じで小物メインです。クマノミ、チョウチョウウオ等々、ボーっと眺めていく感じです。浮上したら結構荒れていたので1本しか潜りませんでした。BBCフロントも小物系メインでパミラカンみたいな感じです。
ハウスリーフは、おまけで2ダイブ終わった後の1ビーチです。ビーチといっても小さなモータボートでリーフの端まで行って、リーフ添いを潜ります。こういう小さなボートの場合、エントリー時はバディと息を合わせて“One, Two, Three !”で同時に両サイドからバックロールエントリーします。
現地のガイドには伊豆のようなビーチダイブという感覚は無いようです。ここも以外と面白く、ガーデンイールがニョキニョキ生えていたり(ここのガーデンイールは結構度胸があってかなり近づけます)、珍しい細長いウミウシが至る所にいたり(最初は珍しいと思ったのですがここでは普通でした)、ツバメウオの幼魚があちこちにいたり、上を見るとスキンダイビングをしている人が手を振っていたり、結構楽しめます。友人はかつてここで残タンクだけを抱えて時々バルブから直接呼吸しながら海底を歩く現地人を見たそうです。
浮上後、こういう小さなボートに上がるときは器材を脱いだ後、フィンキックで反動を付けて上がります。これもなるべく両舷同時がいいでしょう。
ボホールの海にはカラフルな魚がいっぱいいるのに、現地ガイドは見慣れていて珍しくないのでしょう、地味な魚を見せようとします。ミノカサゴやウツボやオニカサゴなどは必ず一生懸命見せてくれます。こっちは全然興味ないのにOKを出して上げます。彼らは陽気なのでオーバーなジェスチャーで答えてくれます。バディがウミウシの前に手を出したらウミウシは何を考えたのか手の平に乗ってきました。それを見たガイドは、やった!というポーズで喜んでいました。
食事は朝と夜はボホールダイバーズのレストランで食べて、ランチはレストランでランチパックを作ってもらって船の上で食べるのがここでは一般的です。夕食後は“プラネット・バー”が改装中だったので同じビーチ沿いの“Safety Stop Bar”に行きました。それから前回気に入ったジュース屋さんに行ったら、ちゃんとおばさんは私のことを覚えてくれていました。このジュース屋さんにはほぼ毎日通いバナナケーキも食べました。次回はチョコケーキも食べようかな。
最終日は、高速船スーパーキャットでセブに向かい、ラプラプシティのガイサノというショッピングセンターで買い物をして、チャイニーズレストラン「グランド・マジェスティック」でディナーを食べてからマニラに向かい。マニラで一泊(アトリウムスイートホテル)して、翌朝成田に向かいました。ショッピングセンターからレストランまでは1台のトライシクルに4人で乗ってしまいました。
滞在中に使ったお金は、全食事、夜の宴会、おやつ、ショッピング、タクシー、空港使用料、荷物超過料金などで1万円もかかっていません。物価が安いのがフィリピンの良い所ですね(ダイビングフィーと航空券は別途)。セブのショッピングセンターでカルバンクラインのジーンズを買いました。275ペソ(約775円)でした。
さて、次はどこに行こうかな。