旅行の目的やきっかけって色々あるけど、ネットで見かけたあの店の料理食べて見たいなとか、あの店に行って見たいな、あの景色見てみたいなという些細な理由で航空券を購入して出かけることは多いと思います。
IPadのマップを見ていてたまたま目に入った日升庵の文字。和食の店かと思ったらカフェらしい。オフィシャルウェブを見たらボリュームあるハンバーガーと雰囲気の良さげな店内の写真から行ってみることにしました。
筑波山神社(茨城県)の近くにあるようなので、のんびり景色を見ながら歩いて行くことにしました。
スタートは全国道100選にも選ばれている「つくば道」の起点となる北条仲町からです。
真夏の炎天下てくてくと歩き始めましたが、何でもないただの田舎道です。少し開けてくると林や山々が見えすごい田舎に来た気分です。
喉が乾いたら途中でペットボトルでも買ってなんて思っていても店がありません。郵便局の角を曲がりしばらくすると飯田菓子店という商店がありました。ここで飲み物を買わないと当分何も飲めません。
また延々歩き、神郡のあたりで小川を渡ると左右が開け正面に筑波山という絶好のスポットがあります。
また住宅街に入ってくると次第に上り坂がキツくなります。上り坂は足は疲れないのですが心肺にキツいですね。
さらに歩いて行くと石の鳥居(一の鳥居)があります。1759年に造立されたそうです。この辺りは古い石碑などが点在しているので、古を感じたい人には良い雰囲気だと思います。
結構へばって、惰性で一歩一歩進めていくとようやく県道42号に出て左に向かいます。筑波グランドホテルを過ぎて大きな鳥居の信号を渡って、筑波山観光案内所を過ぎて日升庵に到着です。
北条仲町からゆっくり歩いておよそ1時間。11時半頃に着いたのですが店内は満員(コロナで席間隔を空けてるから)でした。
屋外にも席があるので、日陰の席に座って店内が空いたら中に入ることにしました。
汗だくなのでハンバーガーと神社レモンソーダといちごけずりをオーダーして、屋外席に座って休みました。
間も無く神社レモンソーダが出てきて、一口飲んでジンジャーの香りもすることから、名称が洒落ているのに気付きました。暑い時はレモンソーダかウメソーダが良いですね。今度行った時は“つくばのいちごミルク”や“あいすコーヒー”を頼んでみようかと思います。
暫くしてハンバーガーが出てきました。ライ麦パンを使って、パティも肉厚、トマト、レタス、ベイクドオニオンが挟まってめちゃくちゃ美味しそうです。こんなに分厚いのに食器は無く、紙に包んで食べてくださいと言われます。
まあかぶりついてもズレないように串が差してあるので、適度に潰して豪快にかぶりつきましょう。
ここに来るまでに体力を消耗したので店に着いた時には食欲が無く、ポテトセットにしなかったのですが、ハンバーガーが旨すぎてあっという間に食べてしまいました。次はポテトセットやベーコンも入った日升庵バーガーも食べてみたいと思います。デザートにはオリジナルシロップのかき氷にしようか迷ったのですが、凍らせた苺を削って練乳を添えたいちごけずりです。
店内は古い映写機や、色々なものが置いてあり、座敷で火鉢体験もできるなどユニークなお店でした。
今回はランチで伺いましたが夕日を眺めながらお茶して過ごすのも良いと思います。
なお、北条仲町から筑波山神社までの往復は、筑波地区支援型バス(ワゴン車)が1日5便出ています。大人200円(小学生以下100円)なので、こちらを利用すると安価で楽です。また、TXつくば駅1番乗り場から直行筑波山シャトルバスで40分くらいなので、こちらも便利です。